美しい肌の必須条件・・・
それは、なんといっても保湿です。

十分にうるおった肌にこそ自然な透明感が生まれます。 では、その潤いはどうすれば・・・。高価な美容液やクリームやパックを使いさえすればその潤いが簡単に手に入るとは限りません。保湿された肌のしくみを理解した適切なケアが肌のうるおいを手に入れる近道であり王道です。 正しい知識(しくみ)とキレイになりたい気持ち(意志)と習慣(行動)が美肌をつくります。 ※特に、酒さなど敏感肌でお悩みの方にこそ知って頂きたいポイントです。

 

POINT1 保湿の間違った常識に惑わされないで!

 

保湿が基本、保湿が大切、保湿が一番重要!などと雑誌やネットの情報や美容部員の話などいたるところで語られています。でも、その内容をみると意外なことに間違った常識も少なくありません。肌の構造や仕組みに矛盾するようなことでさえも、専門家が語っているように書いてあるものも混在しますのでその点は要注意です。
 
例えば・・・

☑カサつくときは化粧水をたっぷり使う
☑若い肌には化粧水と乳液だけで保湿は十分
☑テカリ気味だから保湿は不要
☑オイリー肌の人は化粧水だけで済ませる
☑シートに化粧水を含ませて使えば保湿できる
☑乳液でフタをすれば保湿は完璧
☑保湿美容液は高価なもののほうが安心
☑肌に油分を与えるのは肌に良くない  


肌表面に水分を与えても単に肌を濡らしているだけで、本当にうるおった肌になるわけではありません。本来皮膚のしくみ(構造)は外からの水分を通すようにはできていません。本来目指すべき保湿、うるおった肌とは、肌の角質層の内部に水分を貯える(水分量の目安としては約30%)ことができる肌です。そして水分を貯えるためには角質層が水分と油分の両方がバランスよく満たされていることが大切。肌のしくみに適ったスキンケアと良質な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事を心がける習慣が美しい肌を保ち続ける鉄則です。

 

POINT2 化粧水で保湿するわけではない!

化粧水で保湿していると思っている人は多いでしょう。でも、実は、皮膚のしくみ・構造からみると、スキンケアの中で化粧水は、それほど使う意味はありません。化粧水の主な成分は水です。単に水で肌を濡らしているだけで、極端に言えば、使わなくてもあまり影響しません。おそらく“洗顔した後の無防備な素肌には、「化粧水でうるおい」を与えるのが必要”などと、ずっとテレビCMや新聞雑誌の広告などで繰り返し聞かされ、そのイメージを長年刷り込まれてきているので、保湿の方法としてはまず化粧水だと思ってしまっても無理はありません。ただ、本当のことをいえば、「化粧水の水分」は肌のうるおいのもとではないのです。私たちの肌の水分は、カラダの中から常にしみ出しているものです。肌の中の生きた細胞の約65%は水分なので、この水分が角質層の周りにしみ出して肌のうるおいを保っているのです。本来の保湿方法としてはカラダの外から水分を与えることよりも、しみ出ている水分を逃さないスキンケアが重要となります。本当の保湿のためには水分が多い化粧水よりも、適度に油分を含んだ美容液やクリームなどのほうがより効果的なのです。

 

POINT3 保湿には“濃い”美容液のほうが効果ある?

 

数ある美容成分の中でコラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタなどをよく見たり聞いたりしているかと思います。また、少し前には“〇〇〇原液”などの原液系化粧品がちょっとしたブーム?になったり、やたらと濃度ばかりをアピールする化粧品があったりもします。濃さを感じてもらうために、あえてサラッとした使用感ではなく粘っこくしている商品もあるような話を耳にすることがあります。実際に化粧品をつくるにあたって、単に粘りを出そうと思えばそれは簡単にできるのです。本来の美容成分とは関係ない増粘剤のような添加物を加えれば容易にできます。従って「濃い化粧品=良い化粧品」とは限りませんし、また、手触りが濃く感じるものには、余計な添加物(増粘剤など)が多いものもあります。できれば化粧品の成分をチェックすることをおすすめします(2001年より化粧品の全成分表示が義務付け)。イメージだけで判断せずに保湿に効果的な美容成分が含まれているか、余計な添加物は入っていないか、調べてみてはいかがでしょうか。 ※コラーゲンやヒアルロン酸は化学的な大きさ(分子量)がとても大きいので、肌の真皮層に浸透するようなことはまずありません。化粧品の場合、コラーゲンやヒアルロン酸は角質層付近の保湿を目的として配合されているものがほとんどです。保湿を目的とするならば、コラーゲンやヒアルロン酸以上に効果が期待できるセラミドなどの美容成分もあります。

 

POINT4 うるおいを保つ3つの鍵とは

 

肌のうるおいを保つ大切な役割を果たしているものが3つ。 皮脂とNMF(天然保湿因子)と細胞間脂質です。それぞれがどのくらい肌の水分を守ることに貢献しているかというと・・・ 皮脂 2~3% NMF 17~18% 細胞間脂質 80% とされています。 昔は、肌表面にある皮脂が、肌の水分が蒸発しないように「フタ」の役割を果たしていると語り継がれてきましたが、角質層の研究が進み、皮脂の水分蒸発防止の貢献度はあまり大きなものでないことがわかってきました。NMFはNatural Moisturizing Factorの略で天然保湿因子といいます。このNMFは、角質層の細胞の中にあって、水分と結合する性質をもっているので水分を角質層に保つ役割の一端を担っています。水分を守る貢献度が最も高いものが細胞間脂質です。細胞間脂質は、水と結合する部分(親水基)と脂と結合する部分(親油基)の両方をもっていて、肌の中の水分を挟み込んで保持します。水分の層と油分(脂質)の層が交互に重なるような形で、容易に水分を逃さない(蒸発させない)多層の防御壁となっているのが細胞間脂質です。脂質という適度な油分が肌の中に存在することによって、肌の水分をキープすることが出来ているのです。

 

POINT5 保湿の主役は細胞間脂質。


そして「セラミド」は、肌の細胞が死んで角質細胞となる瞬間に、細胞の外に放出され角質層の細胞のすき間に存在して水分を挟み込んで保持している成分です。細胞間脂質の約55%を占める成分がセラミド(残りはコレステロール、コレステロールエステル、遊離脂肪酸)です。まさにセラミドは肌の水分を守る主役で、もしこのセラミドが無ければ、肌の水分量は激減してしまうくらい、極めて重要な成分です。健康な肌は、おもにセラミドからできている細胞間脂質と水分の層が幾つも重なり合った状態で、細胞と細胞のすき間を埋め尽くされているのです。このセラミドに挟み込まれた水分は、仮に湿度が0%になっても蒸発しないくらいセラミドによって強く保持されています。もし、このセラミドが不足すると、角質層の中の細胞と細胞のすき間はスカスカになって水分が蒸発し易くなるのに加えて、肌のバリア機能も低下して外部刺激に大変弱い肌になってしまいます。角質層のセラミドが不足している人には肌の乾燥や大人ニキビ、炎症など肌トラブルが多くみられるのです。化粧水と乳液だけのスキンケアで十分保湿できていると思っている若い女性の肌を実際に測定すると大半が乾燥肌との判定。その原因はセラミド不足だといわれています。 ※コラーゲンやヒアルロン酸も水分保持力があるので保湿成分として化粧品に配合されることがありますが、最も効果的な保湿成分といえるのがセラミドです。セラミドは水分を挟み込んで保持するので、どんなに湿度が下がっても水分を逃さないのが特長です。

 

POINT6 「セラミド」不足の肌のゆくえ

 

セラミド不足による肌への影響はまちがいなくあります。加齢によってセラミドは、コラーゲンやヒアルロン酸と同様に減少していくことが明らかになっています。また、若い肌でも、日頃からクレンジングや洗顔で何度も洗い過ぎていたり、洗浄力が強すぎる(石油系界面活性剤など)洗顔料で肌のうるおいを奪ってしまっていると、セラミド不足になる恐れがあるので注意が必要です。肌の保湿力が低下すると肌再生(ターンオーバー)が滞ってしまい、様々な肌トラブルを招いてしまします。


アトピー性皮膚炎患者の角質層中のセラミド量が健常者に比べて顕著に減少していることが判明しています。セラミドは、肌の内部の水分を保つ保湿の役割だけでなく、肌のバリア機能を維持するためにも欠かせない成分なのです。水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守るとても重要な存在なのです。

 

POINT7 美肌に導く生活習慣

 

高価な化粧品をどれだけたくさん使っても、生活のリズムが崩れていたらまったく意味がありません。肌の再生のゴールデンタイムは夜の午後10時~午前2時と言われています。その理由は、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が高まるタイミングだから。特に午前0時頃から急速にメラトニンの分泌が増えるので遅くとも深夜0時頃には眠る習慣が美肌キープのコツです。遅い時間に寝てばかりいると、肌の再生も不十分のままとなってしまい肌荒れの原因になります。生活習慣を整えて毎日の保湿ケアの継続でお肌のターンオーバーを正常に保つことによって透明感のある美肌を手に入れることができます。 保湿美肌の3原則 原則1 良質な睡眠は最高の美容液 原則2 水分と油分のバランスを整える 原則3 セラミドの強力な保湿パワーを身につける   正しい知識と意識と行動力があなたに美肌をもたらしてくれます。


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